Apple Pay利用特約(2022年2月17日改訂)
第1条(目的等)
- 1.本特約は、株式会社エポスカード(以下、「当社」という)が定めるエポスカード規約及びエポスカード規約と共に適用される特約等(以下併せて「カード規約等」といいます)に基づきカードの貸与を受けた会員(以下、「会員」という)が、Apple社(第2条(2)に定めるものをいう)が別途指定する機種のモバイル端末(以下「指定モバイル端末」という。)を使用する方法により、クレジットカード取引システムを利用できるサービス(以下「本サービス」という)の内容、利用方法、その他当社と会員との間の基本的条件を規定するものです。本特約に定めのない事項については、カード規約等によるものとし、カード規約等と本特約の規定が相違する場合は本特約を優先いたします。
- 2.会員は、本特約の内容を承認し、契約の内容とすることに合意のうえ、本サービスの利用を申し込むものとし、利用者(第2条(1)に定めるものをいう)となった会員は、本サービスを利用するにあたり、本特約およびカード規約等を遵守するものとします。
第2条(用語の定義)
本特約におけるそれぞれの用語の意味は、次のとおりです。本特約において特に定めのない用語については、カード規約等におけるものと同様の意味を有します。
- (1)「利用者」とは、会員のうち、本特約の当事者として、本サービスの提供を受ける者をいいます。
- (2)「Apple社」とは、利用者に対して、Apple Payを含む、指定モバイル端末にかかるサービスを提供するApple Japan合同会社をいいます。
- (3)「Apple Pay」とは、Apple社と利用者との間の契約(当該契約に適用される約款を「Apple社約款」という。)に基づき同社が利用者に提供する、本件モバイル端末(本条(6)に定めるものをいう)を非接触式決済を行うためのデバイスとして用いることができるサービスをいいます。
- (4)「本件アプリケーション」とは、本件モバイル端末上で起動し、利用者が本サービスの提供を受けるために必要な、Apple社が利用者に提供するApple Payのためのアプリケーションをいいます。
- (5)「指定カード」とは、利用者が本件アプリケーション内で設定した、本サービスによる決済機能を追加するカードをいいます。
- (6)「本件モバイル端末」とは、利用者が本サービスの提供を受けるために使用する指定モバイル端末をいいます。
- (7)「Apple Pay加盟店」とは、Apple社および当社が本サービスの利用ができる加盟店として認めた店舗等をいいます。
第3条(サービス利用手続き)
会員が本特約を承認のうえ、会員が本サービスの提供を受けるために用いようとする指定モバイル端末を介して、Apple社および当社所定の方法により申し込みを行い、Apple社および当社がそれぞれ審査の上承認した場合に、会員は本サービスを利用することができます。当社は、当該承認を指定モバイル端末を通じて、利用者たる会員に通知し、当該通知と共に指定モバイル端末にApple社所定の登録がなされることにより、当該指定モバイル端末が本件モバイル端末となります。なお、指定モバイル端末を通じた通知ができない場合その他当社が必要と認める場合、当社はその他の方法により利用者たる会員に通知を行う場合があります。
第4条(付帯サービス)
- 1.利用者は、当社の本サービスの利用に限定した付帯サービスの提供を受けられる場合があります。また、一方で利用者が本サービスを利用する場合、会員としてカード規約等に基づき提供を受けるべき付帯サービスの一部について、提供を受けることができない場合があります。
- 2.当社が必要と認めた場合には、当社は、会員または利用者に周知のうえ、付帯サービスおよびその内容を変更することがあります。
第5条(本件モバイル端末・パスコード等の管理)
- 1.利用者は、本件モバイル端末の占有を失った場合には、第三者が利用者を装って本サービスを利用するおそれがあること等を十分に認識し、本件モバイル端末を善良なる管理者の注意をもって管理するものとします。
- 2.利用者は、本サービスの利用可能期間中、本件モバイル端末を第三者に譲渡、貸与もしくは預託し、あるいは本件モバイル端末を廃棄しようとする場合には、必ず、事前に本サービスの解約を行い、本件アプリケーションから指定カードの登録を抹消するものとします。
- 3.Apple Payは、本件モバイル端末からApple Payを利用しようとする都度、利用者が本件モバイル端末に事前に登録したパスコード(以下「本パスコード」という。)を入力する方法による本人認証(以下「モバイル端末認証」という。)を求め、モバイル端末認証がなされた場合に利用可能となるサービスであり、当社はモバイル端末認証がなされたことにより、本件モバイル端末によって本サービスを利用した者が利用者本人であると認定し、当該認定がなされた場合に、利用者は支払責任を負うものとします。利用者は、本パスコードを他人に知られることがないよう善良なる管理者の注意をもって管理するものとします。また、利用者は、本サービスの利用を申し込む際は、氏名、生年月日、電話番号等の他人に推測されやすい記号・番号等を本パスコードとして登録しないよう、既に登録された本パスコードの変更を含めた必要な措置をとるものとします。
- 4.前項にかかわらず、利用者が本件モバイル端末の本人認証機能として、生体認証機能を利用する旨を本件モバイル端末において登録しているときには、本件モバイル端末所定の方法により生体認証を行うことをもって、モバイル端末認証を行うことができる場合があり、利用者は、当該認証方法が第三者による悪用を完全に回避することができない方法であることを認識のうえ、利用者の責任と判断の下、生体認証機能を利用するか否かを選択するものとします。生体認証機能によるモバイル端末認証が行われた場合、その結果については、利用者本人が責任を負担するものとします。また、利用者が生体認証機能の利用登録を行っている場合であっても、本パスコードを入力する方法によるモバイル端末認証を行うことができる場合は、利用者は引き続き、前項に定める義務を負うものとします。
- 5.利用者が本サービスを利用する場合、当社は、カード規約等に基づく暗証番号・パスワードによる本人認証を原則として行いません。ただし、加盟店により、これと異なる取扱いがなされる場合があります。
第6条(ショッピング利用)
- 1.利用者は、Apple Pay加盟店において、本件モバイル端末をApple Payが利用できる端末にかざす等、当社所定の本人認証を経る方法、または当社が認める方法
を実施することにより本サービスを利用することができます。 - 2.前項にかかわらず、利用者が本件モバイル端末として使用する指定モバイル端末の種類によっては、前項の加盟店の一部において本サービスを利用することができない場合があります。
- 3.一部のApple Pay加盟店では、カード規約等に基づき、署名または指定カードの暗証番号の入力を求められる場合があります。
- 4.前項にかかわらず、当社が特に認めた場合には、利用者が加盟店と事前に合意することにより、当該加盟店に対して継続的に発生する債務について、都度モバイル端末認証を行うことなく、本サービスにより決済することができる場合があります。
- 5.利用者が本条に基づきApple Pay加盟店において本件モバイル端末を使用して本サービスを利用した場合、利用者は指定カードによりショッピング利用したものとみなされます。
- 6.利用者は、カード規約等の定めに基づき、ショッピング利用の制限が課される場合、本サービスの利用もできません。
第7条(利用可能な金額)
- 1.利用者は、指定カードのショッピング利用可能枠の範囲内で本サービスを利用することができます。
- 2.前項にかかわらず、Apple Pay加盟店の一部においては、1回当たりの利用金額が制限される場合があります。
第8条(支払区分)
カード規約等の定めにかかわらず、利用者がApple Pay加盟店において指定できるショッピング利用代金の支払区分はショッピング1回払いのみとなります。ただし、利用者は、当社が認めた場合、カード規約等に定める「カード利用代金等のお支払い」の規定に従いリボ払い・分割払いに変更することができます。
第9条(本件モバイル端末の紛失・盗難等)
- 1.利用者は、本件モバイル端末の紛失、盗難に気付いた場合には、直ちに、当社に対する届出およびApple社所定の方法によるApple Payの機能停止の措置をとるものとします。
- 2.本件モバイル端末の紛失、盗難等により、他人に本サービスを利用された場合には、その利用代金は利用者の負担となり、この場合、カード規約等に定める「カードの紛失、盗難等」の規定は適用されません。
第10条(一時停止等)
当社は、次の各号のいずれかに該当する場合、利用者に事前に公表した上で、本サービスの全部または一部の提供を一時停止または中止します。ただし、緊急かつやむを得ない場合は、事前に公表することなく一時停止または中止することがあります。
- 1.本サービスを提供するためのシステム(以下「本決済システム」という。)の保守を行う必要がある場合
- 2.本決済システムの障害等により、本サービスの提供ができなくなった場合
- 3.火災、停電、通信回線の不具合等の事故、地震・洪水等の天災、戦争・暴動等の不可抗力により、本サービスの提供ができなくなった場合
- 4.本決済システムに不正アクセス、アタック等の行為がなされた場合、またはこれらの行為が行われていると疑われる場合
- 5.当社が、運用上または技術上、本サービスの提供の一時停止または中止が必要であると判断した場合
第11条(免責)
- 1.当社は、利用者が本サービスを利用できない場合であっても、以下の事由によるときは、一切の賠償責任を負いません。
- (1)本件モバイル端末(これと一体となり、または記録されているICチップ、各種アプリケーション、データ等を含む。以下、本条において同じ。)もしくは本件アプリケーションの瑕疵もしくは故障、または通信事業者の提供するサービスの瑕疵が起因する場合
- (2)本件モバイル端末の電池切れによる場合
- (3)Apple社が利用者に対してApple Payにかかるサービス提供を停止もしくは中止している場合、またはその他Apple社の事情に起因する場合
- (4)前条に基づき、本サービスが一時停止または中止された場合
- 2.当社は、利用者が本サービスを利用したことにより、本件モバイル端末の通話機能、インターネット通信機能もしくはその他の機能、または本件モバイル端末に保存された各種データ等に何らかの悪影響が及び、利用者に損害が発生した場合といえども、当社に故意または過失がない限り、当社は賠償の責任を負いません。
第12条(利用期間)
- 1.本サービスの利用可能期間は、第3条の手続きが完了し本件アプリケーション内で指定カードの設定がなされた日から、カード規約等に定める指定カードの有効期限(指定カードの有効期限が更新されたときは、当該有効期限)までとします。ただし、当該設定がなされた日の5年後の応当日の属する月の末日を超えないものとします。また、前記にかかわらず、本件モバイル端末を変更しようとする場合は、改めて第3条に規定するサービス利用手続が必要となります。
- 2.前項にかかわらず、利用者は本件アプリケーションにおいて、Apple社所定の手続きを行うことにより、いつでも本サービスの利用を終了することができます。
- 3.第1項にかかわらず、当社は利用可能期間満了日前であっても、本サービスを終了することができます。この場合、当社は、利用者に対し事前に通知または公表をします。
- 4.利用者は、利用期間満了日を当社に問い合わせる方法により、確認することができます。
- 5.第1項の利用期間が経過したときは、本サービスを利用することができなくなります。利用者が、当該利用期間経過後も本サービスの利用を希望する場合は、第3条の定めに従って再度本サービスの利用申し込みを行うものとします。
第13条(解除等)
- 1.当社は、利用者が本特約に違反し、当社が利用者に対して相当期間を定めて是正を催告したにもかかわらず、相当期間経過後も是正がなされない場合には、利用者に対して通知を要することなく、本サービスの提供を終了することができます。
- 2.次の(1)から(7)のいずれかに該当するときは、当社からの催告および通知を要せず当然に、本サービスの提供を終了します。
- (1)利用者が指定カードの支払いを遅延したとき、退会したとき、または指定カードの会員資格を喪失したとき
- (2)Apple社と利用者との間のApple Payにかかる契約が終了したとき
- (3)指定カード、指定カードのカード情報または本件モバイル端末を第三者が悪用した可能性があると当社が判断したとき
- (4)利用者が当社に対して、本件モバイル端末を紛失した旨通知したとき
- (5)利用者がカード規約等または本特約に違反し、当該違反が重大な違反に当たるとき
- (6)利用者の信用状態に重大な変化が生じたとき
- (7)利用者による本サービスの利用状況が適当でないと当社が判断したとき
第14条(個人情報の収集、保有、利用)
- 1.利用者および本サービスの利用を申し込まれた方(以下「利用者等」という。)は、当社が、本サービスの利用の有無の判断、本サービスの利用開始後の管理、利用者に対する本サービスの提供のために、Apple社から以下の(1)から(4)の個人情報の提供を受け、利用することに同意します。
- (1)利用者等の氏名、住所、電話番号、使用言語等、利用者等がApple社に登録した事項
- (2)本件モバイル端末の識別番号、端末の種別
- (3)利用者等が本サービスの利用の申し込みを行われるにあたって指定モバイル端末に入力された内容および入力方法等
- (4)本サービスの利用の申し込みにあたり当社がApple社から提供される諾否に関する情報
- 2.利用者は、当社がApple社に対して、Apple社における本サービスの利用開始後の管理、Apple社の利用者に対する本サービスに関連するカスタマーサポートのために、利用者の会員番号、本サービスの有効期間、 および本件モバイル端末を用いた第三者による本サービスの悪用に関する情報等を提供する場合があることに同意します。
- 3.利用者等は、当社が本サービスに関わる業務を第三者に委託する場合に、業務の遂行に必要な範囲で、第1項に定める個人情報を当該業務委託先に預託することに同意します。
- 4.利用者は、当社が本サービスのキャンペーンその他の業務を第三者(第三者の再委託先を含む)に委託する場合に、エポスカード会員規約個人情報の取り扱いに関する同意条項第1条[1](1)に定める個人情報(所定の申込書〔電磁的申込書を含む〕に会員が記載した会員の氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、勤務先、家族構成、住居状況および会員が当社に届け出た事項)のうち委託業務の遂行に必要な情報を、委託先の第三者に提供することに同意します。
第15条(契約不成立時および契約終了後の個人情報の利用)
利用者等は、本サービスの利用が認められなかった場合であっても、または本サービスの利用が終了した後であっても、当社が前条の定めに従い個人情報の保有および利用を行うことに同意するものとします。
第16条(知的財産権)
本情報に関する知的財産権等は、Apple社または当社もしくは当社に当該知的財産権等の使用を許諾している第三者に帰属します。会員は、本特約で定められた用途以外に本情報を使用することはできないものとします。
第17条(本特約の変更等)
当社は、本規約の一部または全部を変更もしくは改訂(以下「変更等」という)する場合があります。なお、変更等についてはカード規約第26条[1]を適用するものとします。
- ※Apple、Apple Pay は、米国およびその他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
以 上